2012/06/11

家づくりに使う木を見に行く

1月19日、私たちの家の地主である桑原さん、設計をしていただく三澤先生と、関市洞戸の山へ木を見に行きました。この山は桑原さんの会社、雛屋林材さんが代々所有する山です。
今回の家づくりは、木材業を営む桑原さんが自ら施工してくださることになりました。それだけでも特別なことですが、施工の打ち合わせの中で「ぜひ桑原さんの山の木を使いましょうよ!」と三澤さんから提案があり、この日の見学となりました。地域材の利用にこだわる三澤さんの熱意は凄いです。
山では、柱や梁に使うスギに桑原さんがあらかじめ印をつけておいてくれました。樹齢50〜60年のスギです。
自ら直径を測る三澤さん。木の家づくりを手がける設計士さんの中でも、山まで足を運び材料を見るところから始める人はほとんどいないと思います。改めてスゴイ!と感じました。
伐採、乾燥のスケジュールについて打ち合わせる三澤さんと桑原さん。そしてメモを取る三澤さんの事務所スタッフで森林文化アカデミー卒業生の中井さん。中井さんも「Ms日記」にこの日のことを書いてくれています。
僕は「施主」として参加していたのですが、三澤さんの仕事ぶりや桑原さんの山の歴史の話が面白くてすっかり記録係のようになってしまいました。三澤さんはこれから伐られるスギと施主が並んだ写真が欲しかったそうですが、施主自身が興奮して写真を撮りまくっていたので、肝心なスギとのツーショットはありません。
実は桑原さん、「節が多いかもしれないから」とご自身の山の材料を使うことにためらっておられましたが、施主としては全然そんなことは気になりません。むしろ、こうして設計士さん、山主さんと一緒に山へ材料を見に行くことから家づくりを始められるなんて何と贅沢なんだろう、と感激した一日でした。

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