2012/10/22

外壁の塗装

もうだいぶん前になりますが、9月のはじめ、外壁の塗装をしました。外壁はスギ材で、「下見板張り」という、ちょっと洋館のような感じの張り方になります。8月に北海道へ出張した帰りに、「北海道開拓村」という開拓時代の建物を移築保存しているところを見学したのですが、ほとんどの建物が下見板張りでした(下の写真)。

当初、設計の三澤先生からは、川原町の一部の建物にも使われている「鎧張り」という張り方も提案されたのですが、ずいぶん豪勢な感じがするので少し控えめな下見板張りにしていただきました。
色は、川原町の景観に合わせて黒です。

塗装には、三澤先生の事務所の担当者・田尻さんを含め、3人のスタッフが応援にかけつけてくれました。三澤先生の事務所では、こういうワークショップ型のセルフ塗装をよくやるそうです。施主にとっては、設計事務所の方が「一緒に家をつくってくれている」という感じがして、とても心強く嬉しいものです。

そして、森林文化アカデミーからも学生が2人手伝いに来てくれました。ひとりは木造建築講座の山本けいさん。彼女は、今回の改築をするにあたり「住まいの診断レポート」もまとめてくれました。もうひとりは、ものづくり講座の岩井香織さん。課題研究などで忙しい中、時間をつくって来てくれました。
森林文化アカデミーの木造建築講座では、実際に施工される木造住宅の一部を学生が設計したり、塗装作業などを手伝ったりする実習があるので、実はいつも羨ましいと思っていたのです。自分の家づくりも、学生たちの教育の素材になればいいなと。今回こうして学生が参加してくれたことで、その夢が叶いました。

4メートルの外壁材150枚を、メンバー6人で1日かけて2度塗りしました。途中、激しい夕立に降られて乾かしていた板が濡れてしまうハプニングもありましたが、きっときれいに塗れているでしょう!
手伝ってくれたみなさん、ありがとうございました!

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