2012/07/22

建前!

7月19日から建前をやりますよ、と言われていました。いよいよ当日。2日前に梅雨も明け、朝から快晴です。
ちょうど岐阜市内での仕事のついでに10時に現場を覗くと、すでにクレーン車も据えられ、大勢の人たちが集まって建前が始まっていました。
これまで現場では大工さんが墨付けをしていたり、基礎工事の業者さんが基礎をつくっていたりしましたが、こんなにたくさんの人を見るのは初めてです。

梁や柱に記された施主の名前。こういうのを見つけると、「自分の家なんだ」という実感が湧きます。

そして大黒柱。白鳥の演習林で伐られたナラ枯れ材です。白鳥林工さんでの製材、高山のカネモクさんでの乾燥を経て、ここへやってきました。20センチ角、芯持ちのナラですが、大きなヒビ割れもなく、上手に乾燥していただいたようです。

地主であり施工主でもある桑原さんと、三澤先生の設計事務所の田尻さん。

棟梁の長屋さん。忙しく動きまわっておられました。

昼前、大黒柱が所定の位置に立ちました。

そして夕方には屋根までかかり、すっかり家らしくなっていました。

写真奥が既存部分、手前が増築部分です。既存部分に調和するように設計されています。
数ヶ月後からこの中で暮らすことになるんだなあ・・・。
みなさん暑い中、お疲れ様でした。
この後、24日の大安吉日に上棟式をやります。

2012/07/05

基礎工事

気の早い6月の台風の試練になんとか持ちこたえた我が家。
まずは足元を固める基礎工事から。
腐っている柱を切り落とし、鉄柱の下駄をはかせました。
この上にただ乗っかっている状態。
解体前はこのまあるい石に柱が乗っかっていました。
柱を支えている鉄柱はコンクリで固定されました。
床下にコンクリートを流すための鉄筋が細かく敷きつめられています。

全面が鉄筋コンクリートで固められ、新しい檜の土台が年季の入った柱を支えています。
さらにアンカーボルトでしっかり固定され、頼もしくなりました。
足元、大事です。

通常は下から建ててゆくものを、逆に建物はそのままで下をほじくって
進めなくてはならない・・
工事のおじさん「いや〜難儀してますわ〜!普通の倍、いやそれ以上かかりますわ」
とぼやいてました。ご苦労さまです。